事業案内
SERVICE
非破壊検査とは
非破壊検査とは、機械部品や構造物の有害なきずを、対象を破壊することなく検出する技術です。
放射線・超音波等を利用した内部のきずの検出と、磁束・表面張力等を利用した表面のきずの検出に大別されます。
弊社では、主に全国の化学プラント・発電プラントにて運転中または定期停止期間に保守点検・検査を行います。
非破壊検査の目的
1. 信頼性の確保
次回定期停止時までの期間、所定の性能を満たし期待される運転時間を確保する目的を指します。
2. コスト低減
運転中の故障等、機器・設備が使用不可能となる事により様々な損失を回避する目的を指します。
3. 製造技術の改善を促す
不具合を製造工程へフィードバックすることで、製品の製造技術の改善を図ることを指します。
九大技研のこだわり
「安全で誠実な検査を迅速に」
安全
関係するすべての人の安全を
常に意識して取り組みます。
"安全"は私たちだけに限ったことではなく、検査を行った建物・施設に携わる方、利用する方、周辺地域にお住まいの方など、多くの人達の安全を考えた検査を行っています。
誠実
何事にも誠実に取り組むことで
高品質なサービスを追求します。
何事にも誠実に対応します。誠実に、正直に対応することがより高品質なサービスの提供・技術の向上に繋がると信じています。
迅速
お客様のニーズに合わせた
迅速な作業で工期を順守します。
お客様のニーズは単に品質・技術力だけではないと考えます。
ご希望の工期内に確実な業務を実施します。
検査技術
浸透探傷試験
PT
金属のみならず非金属にも適用可能でスポンジの様な多孔質のもの以外であれば殆ど全ての材料、製品の表面きずを検出する試験方法です。
試験体の表面に開口している微細なキズに浸透性の良い液体(浸透液)を浸み込ませ、再度表面に吸い出すことによりきずを拡大して見つけ出すことができる方法です。
超音波探傷試験
UT
可聴域以上の周波数を持つ音波で、金属等の物質の中を直進する性質を利用し内部のきずを検出する試験方法です。
多くの場合きずには空気やガスが含まれているので、その境界部で発生する反射、屈折を利用し発信から受信までの時間できずの位置・形状を評価することができる方法です。
磁気探傷試験
MT
鉄鋼など強磁性材料の表面及び表面付近の浅い部分のきずを検出する試験方法です。
きずなどで磁気的に不連続があると、その部分から磁束が漏洩し不連続部との境界に磁極ができます。試験体表面に磁粉を散布することで磁粉は漏洩磁界によって磁化され吸着し、きずを拡大して見つけ出すことができる方法です。
放射線透過試験
RT
放射線を利用して、材料や構造物の内部のきずの検出を主な目的とした試験方法です。
検査にはフィルムを使用しきずのある部分と無い部分とでは、透過写真に濃度差が生ずるため、この濃度差によりきずの位置・形状を評価することができる方法です。
渦流探傷試験
ET
試験体内に誘導される渦電流の変化を利用してきずを検出する試験方法です。
交流を流したコイルを金属に近づけて発生する渦巻状の電流(渦電流)を利用して金属のきずなどの欠陥を検出し、他の検査方法と比べて検査速度が速く、開口幅が狭いきずに対しても高い検出能力を有する方法です。
目視検査
非破壊検査の基本であり直視やカメラ等を用い表面の状態を評価する検査方法です。
付着物・き裂・腐食等の有無及び程度を状況に応じて判断するので、豊富な知識と経験が必要です。